「発達障害になったらどうしよう」

「発達障害になりますか?」


「発達障害でしょうか?」


「発達障害かもしれない、、」


これらのことを言われるお母さんの顔は大抵曇った表情です。



もちろんお母さんたちの気持ちはとてもよくわかります!


・すぐに癇癪を起こしたり、、

・スーパーでも大声で泣いてひっくり返ったり、、

・いつまで経っても気持ちの切り替えができなかったり、、


などが毎日だとやっぱり親も疲弊してしまいます。




それに子供たちは友達同士で遊ぶことがとても楽しいし、発達のためにもとても重要だけれど、


・物の貸し借りがうまくできず相手を我慢させたり、、

・手が出て相手を泣かせてしまったり、、


ということがいつもだと、次第に周りの親やお子さんからは「困ったなぁ」と思われるかもしれないし、そうならないように必死にやりくりしていたら親は疲れるばかりになってしまいますよね。



それに学校に行っても、忘れ物が多かったり宿題ができなかったり、トラブルを起こしたりでしょっちゅう電話がかかってきたり、、



これがもし、

・いつもニコニコしていて

・お行儀が良く

・大人の言うことをきちんと聞けて

・好き嫌いなく何でも食べることができ

・勉強にもきちんと取り組み

・忘れ物もしない

・周りの気持ちを察知するのが上手で

・でも自分を押し殺しすぎる事もなくきちんと意見も言うことができる


そんなお子さんだったら、親はきっと楽でしょう。





周りは

「〇〇ちゃんてすごいね!」

「〇〇ちゃんてどうしてそんなにお利口なの」

「〇〇ちゃんみたいにどうやったらなれるの」

なんて褒めてくれるかもしれません。



それにそんなお子さんだったら、親子同士で一緒に出かけてもとても楽しく過ごすことができ、帰りには、

「楽しかったね、またぜひ一緒に行こうね」

って笑ってさよならすることができるでしょう。



そして学校の懇談でも、懇談時間を持て余すほど話すことがないかもしれません。

(ただこの場合だったら、「いやあ、特に問題ないので話すことはないんですよ」じゃなく、時間いっぱい褒めちぎってほしいところですが、、)



とにかく、手のかからないいい子のお子さんだったら、親も鼻が高く、地域でも学校でもきっと楽に過ごすことができるでしょう。



でも、「大人から見て育てやすい子」は人として100点で、「育てにくい子」は人として0点なんでしょうか?



答えはもちろん「いいえ」ですよね🌿


人に点数なんてつけることはできないし、人として大事なことって、やっぱり「育てやすさ」ではなくて、、


「人を見下さない」とか

「素直にありがとうって言える」とか

「人の間違いを許すことができる」とか、、


そんなことではないでしょうか?




それに一人一人素敵なところは必ずあります。

それを見つけることはお子さんのためでもあるし、親御さんのためでもあります。

そこがもっともっと輝くところを想像すると心が軽くなるからです☺️


そして素敵なところを見つけたら今度は見守る。


見守る作業は、本当にとてもとても大変だけど、信じて見守っていけば、発達障害であってもそうでなくても、子供は絶対に素敵に輝いていきます。


それを「悪」と思うかそうでないかはきっと自分で決めること。


そしてもっと世の中の人みんながいわゆる「いい子」だけじゃなく、そうでない子も笑って受け入れてくれたら。



ママたちも

「この子発達障害になるのでは、、」

なんて、思い悩まずに済むし、、


発達障害、と診断されたお子さんも親御さんもしんどい思いしなくて済むのにな。




MOMO  こころの  クリニック

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