朝だるくて起きることができない ②
「朝だるくて起きることができない ①」はコチラ
①では、このような症状が出る際に東洋医学や栄養療法の観点から見るとどう見えるか、と
言うことやそれぞれのアプローチ法をお伝えしました。
②では栄養療法からの観点と重なる部分もあるのですが、自律神経の働きからこのような
症状を見ていきたいと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、自律神経には交感神経と副交感神経という二つの種類の
神経があります。
通常は昼間に交感神経が、夜には副交感神経が働いています。
また、人前で発表する時など緊張するような場面では交感神経が優位となり、お風呂に
入った時などリラックスした時には副交感神経が優位になります。
これらの神経はどちらがいいというわけではなくバランスが大切で、朝に交感神経が優位に
なることでスッキリと目覚めることができ、夜に副交感神経が優位になることで、体は眠り
につき休息することができます。
この神経バランスの乱れの原因の一つに「ストレス」があります。
「ストレス」は交感神経を優位にさせ、これが慢性的に続いた場合は神経バランスが崩れ、
いわゆる ”自律神経失調症” と呼ばれる状態になってしまいます。
そうすると夜に興奮して眠れなくなったり、朝、だるくて起きられないとか、頭がぼーっと
する、イライラする等といったことが起こります。
また交感神経が優位の状態ではコルチゾールというホルモンがたくさん出ます。
コルチゾールは ”ストレスホルモン” とも呼ばれ、ストレスがかかった際に体がそれに
耐えられるように働いてくれます。
しかし、これもストレス状態が長く続くと、コルチゾールを分泌する副腎という部分が
徐々に疲弊し、分泌量が減ってきてしまいます。
コルチゾールは、血糖を上げたり血圧を上げたりする作用があるので、分泌が減ると
低血糖や低血圧状態を作り出し、朝起きられず、しんどい、だるい、イライラするなどの
症状が出てきます。
①で成長期のお子さんは体のエネルギー需要が非常に高まっており、栄養素をたくさん必要と
する、つまり食事をたくさん食べなければ容易にエネルギー不足に陥ってしまうことをお話し
ました。
まとめると、、
「慢性的なストレス」や「栄養不足」
↓
↓
「交感神経優位」「コルチゾール分泌低下」「甲状腺ホルモン分泌低下」
「腎」の弱り
「低血糖」「貧血」「ミネラル・ビタミン不足」「細胞レベルでのエネルギー産生低下」
↓
↓
「しんどい」「だるい」「朝起きることができない」「頭痛」
「やる気が出ない」「イライラする」「安眠できない」
ということになります。
さらに、どこかで打開しないと、『しんどいから食べられない』などの負のスパイラルに
陥ってしまう危険もあります。
その打開策としてはとても基本的なことですが、以下の2点が非常に大切な要素です。
1)「ストレスマネジメント」
2)「消化力を高め、胃腸に負担のかからない食べ方をする」
体は食べたものでできています。
しっかりと消化吸収力を高めつつ、一つ一つの細胞が元気になるものを食べることで、少しず
つ不調は改善していきます。
その後、夜にスマホやPCを見るのをやめたり軽い運動を行ったりなど、できるだけ早い時間
に良質な睡眠が眠れるよう、ご自身の生活に合わせ、できるところから工夫していきます。
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