東洋医学について①(5つの要素)
東洋医学というと、=漢方、と認識されているところがありますが、それだけではありません。
東洋医学には5つの要素があります。
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🌿5つの要素🌿
1)命学(めいがく)
その人の生まれ持った体質や力量・個性に焦点を当てた学術。四柱推命がそれに当たる。
2)相学(そうがく)
人相や手相、体相などの形から、現在の体力、精神力、個性などのその人が本来持って
いる質を知る学術。
3)卜学(ぼくがく)
命学と同様にその人の生まれ持った体質をはじめ、現在起きている出来事の真理を導き
出す学術。
4)仙道(せんどう)
心身を健全にし、人生をよりよく生きるための道で、養生法、健康法を説いている。
5)医術(いじゅつ)
命学、相学、卜学、仙道を基礎とした上で初めて活用ができるもの。漢方、鍼、灸等が
それにあたる。
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治療を行って行くにあたり、症状だけでなく、その人の体質・体力をよく知って初めて
「どうしたら良いか」ということがわかります。
そして、その方にあった漢方を処方させて頂くわけですが、5)の漢方処方を行う前に
4)の仙道、つまり生活面や食事面のアドバイスをさせて頂きます。
睡眠時間が不規則だったり慢性的なストレスを抱えている場合、漢方を内服しても明らかな
効果が見られなかったり、効果を感じられたとしても内服を中止すればまた元に戻って
しまいます。
さらに漢方は内服治療なので、それを体内に吸収するためには腸の状態がとても重要になって
きます。逆に言うと腸の状態が良くなければ、いくらその方に合った漢方を内服しても期待
した効果は望めません。
腸の状態を整えるためにも食事はもちろん、ここでも睡眠などの生活を整えることが大事と
なってきます。
腸の状態をよりよくすることで、ご自身の不調を改善するベースを作り、より漢方を効かせていきましょう。
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