育児の余白
今の世の中って規則とかルールが溢れてませんか?
「あれをしなきゃいけない」
「これをしなきゃいけない」
「こういう時はこうすべき」
「こうでなきゃいけないとか」
などなど
最近では台風が近づいたいりすると、TVでも言っていますよね。
「増水した川には近づかないでください」
「自転車はあらかじめ倒しておいてください」
とか。
挙句、「不要不急の外出はできるだけ控えてください」とか(!)
初めてこのセリフを聞いた時、私は正直びっくりして
「あんたは私のお父さんか!」
って突っ込みたくなりました(^^;)
いやー、そんなの大人なら自分で判断できるし、余計なお世話なんだけども、って。
同時に、日本人の特性として、できるだけ規則を守らなければ、いうことを聞かなければ、みたいなところがあると思うので、
そういうことを公的に言えば言うほど息が詰まってくる人が増えるんじゃないのかなとも思いました。
それで、、
こういうことって子育ての現場でも同様のことが起きていると思うんです。
私の子供の頃は車がたくさん停まっているガレージで普通に野球したりして遊んでいました。
でも誰も怒ったりしなかった。
時たま周りの家の屋根の上にボールが乗っちゃったりもしたけど、それで怒られたりしたこともなかったです。
あと、柵をよじ登ったりとか
皆でドブ川に入って「〇〇ちゃんの草履が流された〜」とかやったりしていました。
でもそれが普通で大人は何も介入せず、私の中ではとても楽しい思い出として残っています。
さらにもっと昔の白黒写真の頃なんかは、子供たちが空き地でチャンバラしてたり、
高いところによじ登って遊んでる姿が映ってたりしてますよね。
でも、これが今だったらどうなんでしょう?
私の感覚ではどれもダメってことになると感じます。
こういった考え方は、親子の在り方にまで浸透していて、、
つまり、大人の言うことをきちんと素直に聞けて、お友達とも仲良くできる子が「いい子」で、そんな子供を穏やかに育てているママが「いいママ」っていう。。
だけど、人は本来バラエティに富んでいて、いろいろな性格や考え方や振る舞い方があるのが普通ですよね。
それが「あれもダメ」「これもダメ」に加えて、「こう振る舞わないとダメ」まであったら
本当に息が詰まってしまう。
今日のタイトルは「育児の余白」なんですけど、もっと色々なところに余白を持たせて、
「そういうことやってもいいよね」とか「失敗しても大丈夫、それも学び」
みたいな部分があると、ママも子供たちももう少し肩の力を抜いて生きられるな、と。
そんな思いから書いた文章でした。
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